ミニマル建築好きがル・コルビュジェのサヴォワ邸に行った話。行き方も紹介!
ル・コルビュジェつながりで、
数年前にフランスに行った際に、パリから郊外にあるル・コルビュジェ建築の
サヴォワ邸 を見に行った話をしたいと思います。
ちなみに、
サヴォワ邸も、今回、国立西洋美術館とともに、世界遺産登録されました。
とくに建築に詳しい訳ではないので、
写真を中心にご紹介しますが、
元々美術をやっていたので、建築も好きで、
高校生の頃からコルビュジェの作品集を買ったりしていました。
いつか行ってみたい思っていたので、
実際にサヴォワ邸を見たときは、感動!でした。
日本人の建築家も、コルビュジェの影響を受けている方は多いそうです。
建築家・安藤忠雄氏がル・コルビュジェの作品集を買って独学で建築を学んだという話も有名ですね。
安藤建築もそうですが、
ミニマルな雰囲気が、好きです。
行き方(アクセス)
さて。
サヴォワ邸へは、まず、ポワシー(Poissy)駅へ行く必要があります。
パリから近郊鉄道RERのA5線に乗り、終点で降ります。
パリから約1時間くらいです。
降りたら改札を出て、南口に出ます。
左に曲がり、売店などを通り過ぎると,バスターミナルがあります。
「2番」がサヴォワ邸方面のバス停です。
案内表示を参考にします。
「50番」のバスに乗り、"Le Corbusier"というバス停で下車しましょう。
パリと違って、観光客は目立つようで、
何も言っていないのに、「サヴォワ邸に行くんだろ?」というかんじで、
まわりもわかってくれるので、
降りるときも促されたりして、面白かったです。
下車したら、案内表示を見つけて、いざ進みましょう!
到着しました。サヴォワ邸です。
1931年完成。
フランス政府の管理で一般に公開されています。
シンプルで、特徴的な外観。
ピロティという、1階部分が柱で構成された空間になっているのが特徴です。
縄文時代の高床式倉庫みたいな。
外でありながら、すでに建物の空間の一部になっているような。
これは当時、画期的なことだったらしいです。
関連書籍も売っています。
入場しましょう。
1階部分はあまりスペースがありません。
ピンク色も嫌味じゃない。
光の入り方が、美しい。
この日は、メンテナンスもしていました。
家具も、完璧にお洒落。
緑ゆたかな場所に建っている。完全に額縁。
きちんと手入れされています。
2階部分、大胆にライン上に配置された窓がカッコイイ。
やっぱり、こうして振り返ると、
上野の国立西洋美術館の建物と似た部分がありますよね。
ピロティも勿論そうだし、
2階から屋上への、ぐるぐるスロープで上がっていく感じとか。
国立西洋美術館は、実は昔、監視員をしていたことがあるので、
割と細かい部分まで建物の構造を覚えているのですが、
渦巻き状の動線がすごく特徴的です。
サヴォワ邸は、パリから行って半日がかりになりますが、
行く価値あり!と思います。
郊外は町の雰囲気も違うので、それも楽しみつつ、
ぜひ足を運んでみてください!
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