富山で「おわら風の盆」を楽しもう!発祥から300年、幻想的で情緒ある伝統的なお祭り。
「おわら風の盆」とは、
毎年9月1日から3日に開催される富山を代表する行事、
約20万人を動員する全国屈指のお祭りです。
前夜祭は、8/20~8/30までの11日間行われています。
今年の本祭は北陸新幹線の開通効果もあって、
去年の1.7倍の人出が予測されているそうです。
恥ずかしながらこのお祭りについて、
まったく知識がなかったのですが、
偶然にも、前夜祭期間中に富山に滞在することになった為、
前夜祭を見てきました。
ちなみに本祭は、非っ常~に混みあうそうなので、
あえて、前夜祭を見にいくのもよいと思います。
本祭の期間は宿も取りづらいそうです。
さてさて、この「おわら風の盆」ですが、
起源はなんと江戸時代!
すでに発祥から300年を超えているお祭りなんです。
哀愁を帯びた三味線と胡弓の音色と唄が
踊りを引き立てていました。
生の演奏で、唄も聴けて感動。
風の盆は11の町で行われ、それぞれ衣装が異なるそうです。
踊り手やその年齢によっても違いがあるようです。
前夜祭では、
11町内のうち、1町内で毎日20時~22時に
輪踊りと町流しが行われます。
わたしが見に行ったのは、上新町です。
男踊り、女踊り、豊年踊りの3種類があり、
それぞれ意味が異なるそうです。
男踊りは、
農作業をモチーフにした素朴で力強い踊り。
女踊りは、
河原でホタル捕りを楽しむ女性の姿を表した踊り。
「四季踊り」ともいわれ、春夏秋冬異なる所作がある。
豊年踊りは、
大正時代に完成した最も古い踊りで、
種まきや稲刈りなどの農作業の動きを表現している踊り。
写真がぶれるので、激しい動きに見えますが、
ゆったりとしたテンポで、優雅な踊りです。
手の動きが特徴的で、独特な雰囲気です。
後でタクシーの運転手さんに聞いたところによると、
この笠をかぶって踊る、踊り子さんは、未婚の方だけだそうです!
そうなんだぁ~。
ちなみに、
「おわら風の盆」の
「おわら」の由来は諸説あって、
大きく3つの説があるそうですよ。
1.「おわらい」が「おわら」に転じた
2.豊作を祈って稲をたくさん集めてわらが大きくなるように祈願し、
「大藁」が「おわら」になった
3.子守唄が上手だった女性の出身地小原村に由来している
え、2じゃないの?とわたしは思いますが・・・
皆さんはどう思いますか?
そんな「おわら風の盆」ですが、
興味のある方はぜひ、足を運んでみてくださいね!
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